![]() |
||
![]() |
||
![]() なぜ最低5足なのか? 答えは単純。月〜金まで毎日違う靴で5足。 理想の10足になると、各々履くのは2週間に1回になるからです。 靴は何10kgの体重を支えているので、想像以上の負担がかかっています。 その上、雨が降れば濡れるし、足も汗を相当かきます。 だから1回履いたら3〜4日は絶対に休息が必要で、毎日同じ靴を履くなんてのは絶対にダメです。 昔の高校野球のように、エース級投手が毎試合投げていたら、選手生命が短くなるのと同じです。 これはスーツのようなウール製品も同じで、適度に休ませることで商品を長持ちさせるコツです。 ![]() 靴にできたシワを伸ばし、その日の湿気を木が吸い取ってくれます。 急に5足揃えるのは大変ですが、多少くたびれたスーツを着ていても靴がきちんとしていればスーツはきちんと見えるので、時間をかけて一足ずつ増やしていきましょう。 「靴も色々なブランドがあるし形も色も色々、何を買ったらいいのか全然分からない…」 そんな風に思っている方もいるかもしれません。とりあえず絶対に持っておくべき靴は「黒」の「ストレートチップ」の「ヒモ靴」です。 (ストレートチップとは、つまさきの方に横に一本線が入っている形です。もし分からなかったら靴屋さんで聞けばちゃんと教えてくれます) 黒靴は冠婚葬祭からビジネスまで幅広く使え、ストレートチップと呼ばれる形のヒモ靴が最もフォーマルな印象を与える靴だからなんです。 最低限の5足のメンバーの中に必ずこれが入っていないといけません。 オシャレな茶靴が欲しいなー、そんな方でもこの黒のストレートチップを持っていない方はまずこれから買うようにしてくださいね。 |
靴の試し履きについて |
![]() さて、いい靴を履きこなすには、自分の足にピッタリ合ったものを選ぶことが大前提です。 なんとなく気に入ったデザインの靴を選んで、試し履きを5〜6分で済ませていませんか? 外国人は靴の試し履きに40〜50分かけることも珍しくありません。 何にそんなに時間をかけているのか? ここで紹介するポイントをおさえておけば、お気に入りの1足にきっとめぐり合えます。 靴屋さんに行く前にぜひご一読を。 【1】普段履いている靴下で、必ず両足で試し履き ショップへはスニーカーで行ってもいいのですが、実際に通勤の際に使う靴下を履いていきましょう。またはその靴下を持っていって、試し履きの際に履きかえるのもいいですね。 気になる靴を見つけたら試し履きですが、片足だけではなく、必ず両足で靴を試着します。(人は左右で微妙に足の大きさが違うのです) 【2】靴を履くときは必ずシューホーンを使いましょう! 靴を履く際に足をそのまま入れてしまう、あるいは踵に指を差し込んで履くのは×。必ずシューホーン(靴べらのことです)を使いましょう。 シューホーンを使わないで履いてしまうと、踵がつぶれてしまったり形くずれの原因になるので、試し履きはもちろん、普段の脱ぎ履きも必ずシューホーンを使わなければいけません。 履いた瞬間にシュポッという音がすれば、ジャストフィットしている証拠。このときに踵がゆるすぎたり、シューホーンが抜けなかったらサイズが合っていません。 【3】ボールジョイントの位置をきちんと確認すること! 足の親指と小指のつけ根を結んだ線のことを、ボールジョイントと呼びます。この位置関係がフィッティングで最も重要になるポイントなのでしっかりとチェックしましょう。 この位置が靴と合っていないと、踏み返しがうまくいかず、歩きにくく感じることがあり、さらに靴擦れの原因にもなります。 そうならないためには、小指の側面全体が靴にあたっているのがベスト。この部分はゆっくり時間をかけてしっかりチェック。合わなければ別の靴に切り替えましょう。 【4】店内を歩いてみましょう 普段と同じ感覚で店内を歩いてみましょう。 この時に踵が浮いていないか、小指のあたり具合はどうかをしっかりとチェック。軽く前に体重をかけてみたり、踵を浮かせたりして確認します。 試し履きの際に少しでも違和感を覚えたら、その靴は合っていない可能性があるので要注意です。 【5】シューホーンを携帯しよう お気に入りの靴、選べましたか? 買った後もメンテナンスをしっかり行えば何年も愛用できます。だからこそ、靴にはお金をかける価値があるのです。 外出先でシューホーンをサッと取り出して靴を履けば、とってもダンディな仕草となり、周囲からの評判もアップ? |
私自身も試してみたことがありますが、ビジネスシューズの靴紐(くつひも)を変えてみると、雰囲気が変わって面白いですよ。 多くのビジネスシューズは丸紐で販売しています。これを平紐に変えるとドレッシーな感じになります。 数百円でできるリフレッシュ、皆さんもいかがですか? 【丸紐】 大きさの種類にもよりますが、基本的にはカジュアルや、デイリーな靴に使われるケースが多いタイプです。 形状が丸いため、ねじれても目立たないことと、紐を締めた時の締めやすさという利点があります。 ![]() ビジネスシューズ専用の平紐は、紐の表面が平坦なのでアッパーに密着し、よりドレッシーなデザインにマッチします。 画像のようにウイングチップの靴などがいいでしょう。 |
着こなしのコツ索引
【スーツ編】
【ジャケット編】
【ネクタイ編】
【シャツ編】
【スラックス編】
【小物編】
【冬の装い編】
【メンテナンス編】
■ビジネススタイリング:コラム